葬儀社への事前相談
以前は葬儀のことを事前に考えるのを避ける傾向にありましたが、現在は葬儀社に事前相談を行う方が増えてきています。
親が高齢であったり、心配な家族が居たりという状況で、もしもの時に慌てないためには葬儀の考え方や行い方の情報を集めておくことが重要です。
葬儀の事を事前に考えなくてはならない場合、葬儀社へ出向いて相談することが一番の方法ではありますが、心理的なハードルが高い事も事実でしょう。
当社もがりの森に対し、まずご安心いただきたいことは・・・
■当社には会員制度などはありませんので、何か入会などを勧めることは致しません。
■個人情報は必要最低限で構いません。(苗字のみ・〇〇市まででもご相談は可能です)
■詳細なご連絡先や住所を伺ったとしても不要な連絡・営業を一才致しません。
■相談者様の御希望や話したいことからお聞きします。
■安く見せておき、実際は追加オプションをとるなど、不誠実な対応は決して致しません。
もがりの森へ事前相談をお考えであれば、ご予約のうえご来館いただいても結構ですし、もちろんお電話でも対応いたします。また、お問合わせフォームからの御相談も承ります。
そうは言っても一歩が踏み出せない方はぜひ下の記事をご覧ください。
具体的な事前準備は以下のような項目になります。
宗教・宗派を確認しておく
■菩提寺がある方
お寺にお墓があり、葬儀の際はその菩提寺の住職に来ていただく前提であれば、お寺の宗派・連絡先を事前に把握しておくとよいでしょう。
葬儀の日程を相談する際に慌てることが無くなります。
■お墓が無く、埋葬先・埋葬方法もこれから考える方
まだお墓が無い方は、念のため実家の宗教宗派を確認しておくとよいでしょう。
仏式の葬儀を希望した場合、葬儀社に僧侶の手配をお願いすることになるかもしれません。
宗教宗派を指定したいのであれば確認しておく必要があります。
※宗派にこだわらない方もいらっしゃいます。
人数の想定・連絡先の把握をしておく
葬儀は人と人の関係性を大事する場面です。人間関係を無視して葬儀をすることは、なるべく避けるべきだと思いますので慎重に検討しましょう。
家族葬にするのか、会社・友人なども参列していただくのかをまず考えます。
家族葬であれば、親戚まで呼ぶことになるか、家族だけのお葬式が可能なのかを検討しましょう。
なお、葬儀に呼ぶ・呼ばないに関わらず、お知らせするためには連絡先を把握しておく必要があります。
すでに電話帳や携帯電話にリストアップされているならよいですが、そうでない場合、その時が来てから把握するのはかなり大変です。
年賀状などを活用して、事前に連絡先を把握しておくとよいでしょう。
ご安置場所を検討する
もしもの時、自宅へ連れて行ってもらうか、葬儀社の霊安室に安置してもらうかを検討しておきましょう。また、葬儀社に預かってもらうのなら霊安室を完備している葬儀社に依頼しないといけませんので、葬儀社を決める大事な要素となります。意外に思われるかもしれませんが霊安室を自社で持っていない葬儀社は多いものです。そういった場合、遠くの地域の安置所まで連れて行かれたり、面会出来なかったりなどトラブルにもなりかねません。
行い方を考える
上記のことを把握したうえで、今度は葬儀の行い方を考えます。
仏式であれば、通夜・葬儀2日間で行うのか、一日葬で行うのか?
人間関係も希薄なので直葬を選択するのか?
行い方は状況・背景を複合的に考えることが大切です。詳細は葬儀の行い方をご覧ください。
葬儀にかかる費用を把握する
葬儀の行い方や人数の想定ができたら、依頼を検討している葬儀社に見積りを出してもらうことも大事でしょう。
残念なことですが、今の葬儀業界は「いかに安く見せるか」を競争していて、依頼を受けてから実際にかかる料金を平然と追加で説明してくるやり方が横行しています。
皆さんの目に入ってくる看板やインターネットの料金は、意味のないものがほとんどだと言って良いでしょう。
必須料金なのになぜかプランに入っていない料金の例
■自社式場使用料金
■霊柩車の料金
■病院・施設へのお迎え料金
■二日目以降のドライアイスや霊安室料金
大々的に低価格を謳っているところであればあるほど詳細な見積りを取ることが大事です。
またネットで低価格を謳っているのは大多数が仲介業者(ブローカー)です。仲介ですので施行は下請け会社になります。事前にどの葬儀社に依頼されるのかを聞き取り、その葬儀社に詳細な見積りを要請することが大事です。
私たちへの御相談の中には、結局〇〇万円追加されて、さらにオプションを強く勧められ、ネットで見たプランの金額は一体なんだったのか、自分たちの希望など全く無視される打合せだったとよく耳にします。
■仲介業者の例(下請け会社の確認を推奨)
小さなお葬式・よりそう・いい葬儀・イオンのお葬式・生協のお葬式など
当社は極力追加請求の発生しない葬儀プランを作成しておりますが、それに加えて僧侶を手配して貰ったときの金額や料理の手配、火葬場の金額などを含めて事前に知りたいということであれば、なんなりと見積りをご依頼ください。詳細な金額をお渡しいたします。
遺影写真の選定
遺影写真の元となる写真を事前に検討しておくとよいでしょう。
なるべく鮮明に、なるべく胸元あたりまで大きめに写っている写真が好ましいです。
スマートフォンのデータでも、印刷されたスナップ写真でも構いません。いくつか候補を考えておけば、その時の葬儀社担当と相談しやすいですし、慌てることなく選ぶことが出来るはずです。
写真があまりないという方は免許証などの写真を使用して遺影を作ることも多々あります。
直葬をお考えの方へ。当社を含む多くの葬儀社では直葬には遺影写真の加工料金は入っていません。火葬場に遺影写真を持っていきたいのであれば、追加料金を払って作成していただく方法、ご自宅にある額に入った写真を持参する方法があります。勿論写真なしでもOkです。