火葬日のびのび。どこまで許容できますか?

もがりの森 葬儀に関連
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こんにちは!当社Youtubeチャンネルに出演中のもがりです!

はじめての方、初めまして!

知っている方、こんにちは!

今回はもがりがブログ記事を書いてみたいと思います!

テーマは題名のとおり火葬場のキャパ不足による火葬日が延びていく問題についてです。

Youtubeチャンネルのほうで2023年10月28日にアップしたんですが、千葉県柏市にあるウイング柏(公営)という火葬場では、死亡者数に対して火葬場の火葬件数が完全にキャパオーバーしている状況で、深刻な問題となっているようです。

※詳しくは動画を見ていただくと幸いです。https://youtu.be/Z5f6ai2cb84

動画のなかではちょっと語りきれなかったことを書いていきます。

当社のある埼玉県幸手市の最寄りの火葬場はメモリアルトネというこちらも公営の火葬場です。近隣3市1町を管轄しています。

ウイング柏ほどではありませんが、年々火葬日が延びている印象はこちらもあります。

いずれにせよ、年間死亡者数のピークは2040年とも言われており、火葬件数の不足状況は深刻になっていくことが容易に想像できます。

では、そのことに対してどういった対応が出来るのか考えて見ました。

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①火葬場(公営)を新設する

 火葬場を新設するには財源が必要です。そのような財源が地方自治体にあるとは到底思えません。可能ならすでにどこかの自治体で建設がされているでしょうし、場所確保の問題、住民への説明・理解を求めるという問題もあります。

②民営の火葬場を建設する

 もし民営の火葬場を募れば手を上げる民間会社はあるはずです。

 ですが、①と同様、場所と住民の理解という問題がありますし、火葬料金が公営に比べて高額になってしまうことになります。正直、民営の火葬場=サービスの満足度がアップするという根拠も無く、利用者にとってのメリットはあまり無いように感じます。

③現行の火葬場で対応火葬件数を増やす

 わたしとしては一番現実的な対応だと思います。

 まず、公営の火葬場は友引日に火葬業務を休業しているところが多いので、友引日も稼働することが出来ると思います。

 ※友引本来の意味は葬儀と全く関係ありません

 それからメモリアルトネを例にすると一日の火葬可能件数が18件です。

 9時枠から1時間ごとに15時枠まであり、時間ごとに件数が異なります。

 例えば遅い時間の枠を増やしていくことは出来ないのでしょうか?16時、17時、18時と件数が増やせるのなら、主となる財政の問題は人件費に限られるような気がします。

 「そんな遅い時間に告別式はできないよ」とおっしゃる方もいるかもしれませんが、葬儀が10日先に延びるより、時間が遅いほうがまだましなのではと個人的には思っています。

また、火葬時間が遅いというなら葬儀の行い方自体も変えていって良いと思います。

 例えば日中に葬儀告別式を終わらせ閉式をもって解散とし、火葬場へは遺族だけが同行する。もしくは葬儀社にまかせてお骨を自宅に届けてもらうなど・・・理解を求める説明は遺族にも僧侶にも必要ですが、変化し対応していくことは普通のことではないでしょうか。

 この対応の方法には大きなメリットもあります。2040年以降、死亡者数が減少していった場合、新設の火葬場を立ててしまっては負の遺産になってしまう可能性があります。

 しかしこの方法なら現行の火葬場で行えるので、対応可能な火葬件数をこんどは減らしていくという対応をとることができます。

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 わたしは火葬場で働いたことは無いので、思いもつかない問題があるかもしれません。

 ですが、行政や政治家がこの問題について、いつ・どこで議論しているのかも知りませんし、議論などしていない可能性も高いです。

 冒頭に書いたウイング柏の現状は、私たちのすぐそばに迫ってきていると思います。

 せめて葬儀業界内から少しでも改善の声をあげていくことが必要と思い、この記事を書かせていただきました。

 同様に声をあげてもらえる方がいらっしゃったら幸いです。

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