一昔前までは葬儀というと=白い菊のイメージでしたが
最近ではざまざまな種類のお花で飾れるようになってきました
仏教的には白は最も尊い上品の色であり
また仏様にお着せする死装束(白装束)の色
明治時代まで庶民の喪服=白の時代が長くあったそうです
個人的には白色の祭壇は厳かで好みですが
一方で誰の祭壇でも同じに見えるという側面もあります
人生の最後くらい”その人らしい色”でお送りしてあげたい
故人の愛した真っ赤なバラでも良いし
果たされなかった花見の約束を桜の枝を飾る事でかなえても良いし
思い出の地に咲いていた紫陽花を飾っても良い
そんな今までの常識にとらわれないお葬式を行いたいと切に願います
確かにタブーは理由があっての事でしょうか
仏教だってお釈迦様の唱えた初期仏教に始まり
上座部仏教>大乗仏教と時代・地域にあわせ大きく形を変えて
今があるのです
時代にあわせ変化して 人々の心の拠り所となった仏教
葬儀も時代にあわせ 変化してご遺族の救いになるように
及ばずながらご提案していきたいと思った一日でした
ちなみに宗派によっては頑なにお花NGもありますので
お気をつけ下さい(まあ色々な考えの方がいるのが現世ですので)
大切なのは他者を認める寛容の精神だと思います