コロナの方のお葬式施行の課題点

もがりの森 日々の戯言
この記事は約2分で読めます。

最近コロナで亡くらなられた方の葬儀を 厚生労働省ガイドラインに基づき施行させて頂きましたが、幾つか課題点も出て参りましたので問題提起と備忘録も兼ねて記事に致します。 R5年1月6日に新たなガイドラインが発表されて以来、当社”もがりの森”では地域に先駆け1番に”コロナでもお葬式が出来る”と(1月8日発表)させて頂きました。

どこよりも早い対応が出来たと自負しております。

しっかりとした科学的根拠に基づいた判断を厚労省が行って下さったおかげて、情報収集を正確に行ってさえいればコロナの葬儀は行う事が出来ます。

しかし現状まだまだ及び腰の葬儀社もあり全ての葬儀社でコロナの方の葬儀が普通に行える日が来ることを祈るばかりです。

さて本題ですが、実際の現場で起きた問題点を列挙致します

・親族の方が怖がり参列したがらない。

・家族が濃厚接触者の場合2日後・3日後の抗原検査がおわるまで打ち合わせが対面で出来ない

・お別れの際に触れてあげる事は抵抗がある

上記3点が実際に施行して感じた課題点だと思われます

・参列したがらない については個々の判断に委ねるしかありません。あくまで厚労省の指示通り処置を行いますが、それで100%安全の補償などできるわけがありません

そもそも100%の補償などいつになっても(何年後でも)補償できるはずがありませんので。あくまで99%が上限でしょう。それぞれの判断に委ねられる部分かと思います

・家族が濃厚接触者の場合の隔離期間・検査までの待ち時間は 幸いにも現代はネット社会 電話や動画コンテンツ・TV電話などを使っての打ち合わせが可能です しかしネットについていけない世代が喪主になった時には少し大変かと感じました

・最後のお別れについては 触れた後はアルコール消毒をして下さいね と伝えると 皆抵抗感を示すのか触れたがりません、皮膚感染のリスクはほぼ0だと周知徹底されるのを待つばかりです

以上3点ほど挙げましたが いずれも正しい情報が伝われば改善可能な問題点だと思われますので今は過渡期として許容するしかないのでしょう。

コロナがインフルエンザと同じ感覚になるまでは、”もがりの森”は当社なりに出来うる範囲で精一杯コロナの方のお葬式をお手伝いさせて頂きます。