近年勢力的にTVCMを行なっている”よりそう” お葬式ですが
消費者相談センターへの問い合わせが激増しているとネットニュースになっていました。
知名度の高さを利用し、下請け葬儀社に無茶な価格設定での葬儀施行を
強要、多くの下請け葬儀社が利益確保の為に、顧客への追加請求を行い
結果 よりそうのお葬式=追加請求が常態化し
消費者相談センターへ駆け込む利用者が増えているようです。
葬祭業に携わるプロとして”現在の行き過ぎた価格競争”に危機感を感じます
昔の葬儀社は不透明な価格設定と言われ、業界は負のイメージがあった中
ネットの普及に合わせ 明朗価格を謳う ”仲介業者” が登場
小さなお葬式・よりそう・イオンのお葬式
これらの会社はあくまで受注センターを設けているだけで葬儀施行スタッフは
いません。受注した葬儀依頼は全て提携先 下請け葬儀社へ丸投げされ
下請け業者からのバックマージンで成り立っている”仲介業者”です
黎明期はこれら仲介業者のおかげで不透明だった価格設定がなくなり
ご遺族にとって良い面がありました
しかし仲介業者もライバルが増えてきた昨今 価格競争が激化した挙句
”葬儀に携わっていない会社が価格設定するため、行き過ぎた価格競争
という負の側面が強くなってしまいました。
現実、上記3社は全て消費者庁から勧告を受けています
当初の葬儀価格の明朗化という顧客優先の理念は置いてけぼり、になり
少しでも安く見せたい仲介業者&利幅を確保したい下請け葬儀社
の両者の思惑に利用者は振り回され、結果的に
葬儀代の追加請求の常態化=葬儀価格の不透明化に逆戻りしているのが
現状のようです
安かろう悪かろうが当たり前になりつつある昨今
やり直しの効かない”お葬式”後悔のないよう下調べを強くお薦めします
気になる葬儀社+消費者相談センター で
検索するだけでも一助になるのではと思い業界人=プロの立場で綴らせて頂きました