お寺(お墓)離れはお布施が高いから?

お寺(お墓)離れはお布施が高いから? 葬儀に関連
この記事は約2分で読めます。

葬儀業に携わっていると様々な場面で”墓じまい”や”離檀”

という相談を受けます

特にご葬儀が終わられた方は信頼関係を築けた事もあり

お寺との付き合いの大変さを訴えられる事が多い気がします

墓じまいも最初は”遠方だから””後継がいないから”と話して下さいますが

よくよく深掘りしていくと 原因は他にもあり

”寄附やお布施”が不定期で高額な為という”お寺との付き合いに端を発する”

原因を多くの方が述べられます

本心では先祖代々のお墓はそのままにしたい気持ちも残っているが

維持する為には金銭的負担が大きいと感じていらっしゃる方が殆どです

”いいんじゃないですか 墓じまいしても”

私は大体こうアドバイスさせて頂いています

だってお寺のお墓を維持し続けるのは 今の時代 ”義務”ではないのですから

お寺と檀家は決して離れられないという仕組みは

江戸時代に制定された”檀家制度”から始まった寺と檀家との関係なのです

そして戦後は”宗教の自由”が保障され 現代はどんな宗教でも良い時代

もう無理してまでお寺と付き合う義務は無い時代なのです

霊園も散骨も自由に選ぶ権利のある時代に

寺墓地は候補の一つにすぎないのですから

自由がある以上 金銭的負担と享受するメリットと天秤にかけ

自由意志で選択するのは賢い事だと思います

”お布施が高いと感じるのは天秤の反対側が”軽いお寺が多い”からです

葬儀以外にも普段からお檀家さんと気さくに話したり

高圧的ではなく同じ目線で仏教を教えて下さる

人々の心の支えとなるような人徳者

良い”お坊さん”ならそのまま檀家でいるのは良い事だと思いますし

どうしても墓じまいしたければ境内の永代供養墓に移してもらうのも良いでしょう

お寺を離れる”離檀”にもお金がかかりますので慎重にご検討頂けるよう

しっかりとメリットとデメリットを天秤にかけ選択できるよう

”話し相手”になりますのでお気軽にご相談下さい